東京メトロ東西線竹橋駅徒歩2分 2014年7月20日(日)拝見
東京都千代田区北の丸公園
東京国立近代美術館工芸館
2階収蔵作品展
入館料210円
《 崩壊のフーガ 本野東一 昭和40年 絹、蝋、糊染 14.7.20撮影 》
フーガの意は、遁走曲(とんそうきょく)と訳され、、同じ旋律が複数の声部に順次現れます。カノンと似ていますが、カノンが厳格に模倣してリフレインするのに対して、フーガは主題や旋律が次々と追いかける形式です。
《 能衣装唐織黒紅段 喜多川平朗 昭和37年 絹、唐織 段々でしょう 》
黒紅段の段は段織りのことで、色・太さ,撚(よ)りの強弱,原料などが違うよこ糸が交ぜて織ってあり,高低や色などがよこ方向に段になっている織物です。
《 縮緬地江戸小紋着物 小宮康孝 梨の切り口 昭和51年 手が込む 》
梨の切り口という家紋があるが、それではなく梨の切り面のことでシボ加工という。繊維業界では、縮緬(ちりめん)を揉んだり絞ったりしてシワを付けることをシボ付けという。
《 縮緬地友禅あおい文振袖 木村雨山 昭和46年 葵の葉でしょうか 》
友禅は、絹布などに豊富な彩色で文様の輪郭線に細く糊を置き、隣り合う色同士がにじまないように染色します。京都の画工、宮崎友禅の名から付きました。
《 桐竹鳳凰文綾 喜多川平朗 昭和36年 絹、綾 地と植物で引き立つ 》
綾は、綾織りのことで横糸に縦糸を2本通すことで交点の線が斜めになる織り方です。
《 祀-牛玉寶印神木争奪 長尾紀寿 昭和43年 幾何学がリズムを生みます 》
<評価 55クラス>
後染めの方法に、友禅と型染めがあります。型染めは型や版を用いて防染糊や染料を塗ります。友禅は、米製の防染剤を用いる手書きの染色を特に友禅と呼びます。工程は複雑ですが、基本的に下絵を描いて細い輪郭に防染剤の糊を乗せ、染色後糊を洗い流し、絵柄に加色などする方法です。一般に京友禅といい、加賀に移り大胆に豊麗になった加賀友禅があります。よく川で見られる友禅流しは余分な糊や染料を洗い流す最後の方の工程の風景です。
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