訪問 外観は和風 内部は美しいゴシック様式 大明寺聖パウロ教会堂

 外観は和風 内部は美しいゴシック様式 大明寺聖パウロ教会堂
 名古屋鉄道犬山駅バス20分 2011年9月19日(月)訪問
 愛知県犬山市内山1
 明治村博物館内 入村料1600円
 木造平屋建、瓦葺
 明治12年建築


《 外観は和風 入母屋造の屋根に鐘楼が載ります 11.9.19撮影 》

 長崎県の西彼杵郡伊王島から移築されました。



《 すべて木造の手作りの十字架 取り外ししたことでしょう 》

 正面に切妻の玄関廊をつけ、鐘楼を載せています。



《 巴の紋様の鬼瓦 すぐ下に十字架が架かります 》

 外観は真壁造の和風意匠であるが、内部は3廊式のゴシック様式を実現しています。



《 切り妻の屋根沿いに薄い木の鋸装飾 四つ組の穴でつなぎます 》

 身廊は木製束ね柱と漆喰塗りの四分ヴォールトで飾り,側廊には竿縁天井を曲面に張ります。



《 屋根の和瓦の上にまた縦がわらを重ねている 追加でしょう 》

 内部はゴシック様式だが、外観は、鐘楼を除けば、普通の農家に過ぎず、キリスト教禁制の影響を色濃く残しています。



《 正面左側面 外観は寺子屋か集会所のようです 》

 教会堂内部は、一般には中央身廊と左右側廊からなる3廊式です。



《 美しいこうもり天井 木製のリブを骨として漆喰の壁を支えます 》

 一本おきに柱頭飾りから下の柱を取り払った姿になっています。



《 白い漆喰の壁に薄い木を加工して貼り付けた意匠です 》

 連なる小さなアーチのそれぞれに柱を建てると堂内が窮屈になるため、木造を利用してできました。



《 像を安置する台のような意匠が板の上や角にあります 》

 正面の土間や鐘楼は、創建後の増築。このような地方の教会は創建時に全てが完成しているのではなく、時代を経て少しづつ人々の手が加えられます。



《 3廊式の右側廊 壁にいくつもの聖絵が見守っています 》

<評価 60クラス>
 日本へのキリスト教の最初の宣教は、フランシスコ・ザビエルらによるものです。織田信長は宣教師に対して好意的であり、豊臣秀吉も当初はキリスト教を保護した。しかし、九州においてキリシタン大名が仏教徒や神道徒を迫害している事を知った秀吉は、キリスト教を制限した。明治政府もこれを継続し、キリスト教弾圧が全国的に行われた。しかし、明治政府は欧米諸国からの強い抗議を受け、キリスト教禁制を撤廃した。明治12年に建てられたこの大明寺聖パウロ教会堂は、外観は普通の農家に過ぎずキリスト教禁制の影響を色濃く残しています。

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