訪問 両脇のドラフトチャンバーと軒裏の換気口 旧第四高等学校物理化学教室

 両脇のドラフトチャンバーと軒裏の換気口 旧第四高等学校物理化学教室
 名古屋鉄道犬山駅バス20分 2011年9月19日(月)訪問
 愛知県犬山市内山1番地 明治村内
 入村料1600円
 木造平屋建て
 明治23年建築


《 実験室らしいドラフトチャンバーと小さな換気口が見えます 11.9.19撮影 》

 石川県金沢市仙石町から移築されました。



《 正面の出入り口の上に三つ巴の紋が鬼瓦を締めます 》

 高等中学校時代の明治23年に創建され、以後、第四高等学校、金沢大学へと引き継がれてきました。



《 入った正面は開かずの出入り口 平屋建てで天井は高いです 》

 中央玄関ホールの両側に階段教室を設けて切妻屋根を一段高く造ります。



《 大教室や実験室の脇で細くて高い 縦長窓が多いです 》

 左右に寄棟屋根の実験教室を延ばします。



《 階段式の大教室 通路がないベタなので出入りが大変そうです 》

 外壁は隅柱付の下見板張で、欄間付の上げ下げ窓を配しました。



《 出入り口の小屋はくらいので照明が必要です 》

 もとはH型の大規模な建物であったが、明治村では中央部分だけを移築・保存しています。



《 レンガ製のドラフトチャンバーの煙突 軒下通気口と併せ効果的です 》

 階段教室の部分だけ一廻り大きくなっています。



《 和瓦の厚味がある 雪国の金沢ではさぞ屋根が重くなったでしょう 》

<評価 55クラス>
 明治16年に中学校令が公布され、東京に第一、大阪に第三高等中学校が設置されました。翌年には仙台に第二、金沢に第四、熊本に第五が設置され、明治27年の高等学校令により、高等学校に改組された。近代化を推し進めようとする明治政府にとって自然科学教育は重要な課題で、実験まで含めた自然科学教育が実施され、この学校のような物理化学教室が建設された。外壁は洋風の張り方で、竪長の窓には下に上ゲ下ゲ窓、欄間に回転窓が入れられています。

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